使わなくなった陶器を再利用するため、鉢として使う方法もあります。しかし鉢として使う場合には、穴が開いていたほうが余分な水が抜け、植物の根腐れを防止することができ便利です。
ここでは陶器に自分で穴あけを行う方法、インパクトドライバーを使う方法や、手動で行う方法についてご紹介をいたします。
また注意点や、陶器に穴を開けずに鉢として使用する方法についても、紹介をしていますので合わせてお読みください。
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陶器の器にインパクトドライバーを使って穴あけ、鉢にする方法
お気に入りの鉢がない時、自分の家の陶器をそのまま鉢にしたいと思ったり、鉢カバーに使用したいなどの時にどうしても必要なのが、水をだす穴ですよね。
鉢に穴がないと根腐れの原因になります
鉢カバーにしても水を一回ずつ捨てたりする手間がある為になかなか使用できません。
ポンチで穴あけ
穴を空けるときに必要なる工具ですが、手芸などに使用するポンチ、これは100均で購入する事ができます。
硬い磁器などにはお勧めできませんが、陶器であれば使用することができます。あまり厚みがある陶器だと途中で割れてしまう事がありますので、少し薄めの器で試してみる事をお勧めします。
ポンチを金槌で少しずつ叩きながら穴を空けていきますが、そのまま地面に置いて叩いていくと金槌の衝撃が器に伝わり割れてしまいます。
衝撃を抑える為に、土を入れた容器の中に陶器を入れて衝撃を土で吸収させながら叩いて穴を開けていくと割れにくくなります。
インパクトドライバーで穴あけ
その他には、インパクトドライバーなどで穴を空けていく方法もあります。衝撃は一緒ですから、クッションになるように土の上で穴を開けるるようにしてください。
陶器の器の穴あけ!工具によって変わる穴の開き具合
電動ドライバーは先端を付け替える事で効果が変わってきます。使う先端によっては穴を空ける時間が短縮される場合や、穴の大きさを変える事もできます。
電動ドライバー本体をお持ちであれば、先端だけ購入する方法も良いです。
また、今回の穴を空ける為に購入する場合は、他の用途にも使えるように効果の良い物を選ぶと他の事にも使いやすいです。
穴あけに便利なダイヤモンドホールソー、またはビット
ダイヤモンドホールソー
筒状になっていて、穴を空けるときに大き目の穴を空ける事ができます。
このダイヤモンドホールソーで穴を空けるときはゆっくり削る様にして穴を空けていきます。大き目の穴で、水を垂らしながら穴を空けていくのですが、穴の開く所要時間は大体7、8分ほどです。
ビット
ドリル状になっているもので、用途別に売られている事が多く、今回は陶器に穴を空けたいので陶器用というビットを購入するようにしてください。
陶器用がなければ、タイル用、磁器用、ガラス用のものでも穴を空ける事ができますのでそちらを購入するようにしてください。
ビットで空ける時も水を掛けて穴を空けるようにします。ビットには大きさがあり、細いもの、太いものと様々です。
空けたい穴に対応したビットを購入してください。小さい穴は開けやすいですが水捌けを考えると一個の穴だけでは足りず、2~5か所くらい空けなくてはなりません。
大き目の穴は開けるのに時間はかかるけれど一か所で済むので、作業的には楽です。
手動で陶器に穴あけをして鉢にする方法
ドリルをわざわざ買うのはもったいないという時は、ネジでも穴を空ける事ができます。ただし、ネジの太さは細めですので穴を空けた後に穴を広げなくてはなりません。
ではネジで穴を空ける方法をご説明します。
まずはネジを使う前に鉢底にガムテープを貼っていきます。ガムテープは紙の物ではなく、布のガムテープを必ず使うようにしてください。
紙のガムテープだと穴を空けるときに滑ってしまうので作業しにくいです。
布のガムテープを鉢底の中と外側の両方に貼ります。
次に、ネジを真ん中にセットしてドライバーを捻って穴をこじ開けるようにしていきます。この時、力を入れて捻っていくのですが、ネジを長くて太めの物にすると安定して捻りやすいです。
固定がしにくい場合は少し押し付けるように手で捻ったり打ち付けて穴を空けるようにしてください。ですが衝撃に弱い陶器ですから少しの力で埋まるくらいだけ叩きましょう。
少し穴が空いたら釘に持ち替えて、布ガムテープの上から金槌で叩いていきます。
割れないように少しの力でちょっとずつ叩いて貫通させましょう。
貫通したら穴を広げる為にガムテープを剥がし、穴の周りにも何個か穴を空けて広げていきます。
ヒビが入るのが心配な場合は、釘の先端を使い穴の周りを少しずつ削っていく方法でも良いです。金槌を使って少しずつ叩きながら削って穴を大きくしていきましょう。
陶器の器に穴あけを行なう際の注意点
ドリルなどで穴を空ける場合は軍手を使わないようにしましょう。
軍手をしていると、ドリルに巻き込まれた時にそのまま手も持っていかれてしまいます。また、ドリル近くに絡みつく物があるのも危険です。
例えば、長めの服や髪の毛、ブレスレットやネックレスなど絡みついてしまうものは付けないようにして、髪の毛は縛り、服などもシンプルなものを着て作業するようにしましょう。
また、割れる可能性も考えて下には新聞などを引くか、畑や土の上などで作業するようにして、割れた破片などはきちんと処理するようにしてください。そのままにしておくとなにかの拍子に怪我の原因になります。
陶器に穴あけせず鉢カバーとしての使用もあり
陶器に穴を空けずに使用したいときは、鉢カバーとして使用することができます。
鉢カバーとは、買ってきた植物を植え替えせずにそのまま陶器などの容器に入れる方法です。
鉢が買ってきたままのプラスチックなどだと格好が付かない時などに鉢カバーを使うと植物も高級感が出ます。
陶器に穴を空けずに使用するので、水が溜まりやすく、そのままにしておくと根が腐ってしまうので水を与えたら陶器に溜まった水は捨てるようにしてください。