プラスチックの塗装には下地をしっかり作らなければなりません。普通の紙や木材などに塗装するのとは違って、プラスチックは表面がツルツルしているので塗装がしにくいのです。
そこで、プラスチックに塗装をするときに必要な下地作りについて、下地作りの必要性や基本となる下地の作り方、下地をよりキレイな仕上がりにするコツや塗装するときの工夫のポイントなどお伝えしていきましょう。
これで、プラスチックに塗装してDIYをするときでも、下地作りの重要性や基本となる下地の作り方などがわかり、スムーズに行うことができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
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プラスチックに塗装をするときは下地作りが大切
つるつるで塗料をはじいてしまうプラスチックの表面に、事前に加工を施すと、塗料が定着するようになるのです。
身近なプラスチック製品を塗装して、イメージチェンジしてみませんか?
100均でも便利なプラスチック製品をたくさんみかけますので、そういった商品を自分好みに変身させて使用するのもよいですね。
プラスチックへ塗装するための下地のつくり方やきれいに塗装するためのポイントをご紹介していきますね。
プラスチックの塗装前の基本となる下地の作り方
プラスチックに塗装するための下地作りには、紙やすりを使用します。
塗装する部分を紙やすりで削り、プラスチックの表面をざらざらにして塗料がなじむようにするのです。
塗装したい部分が平らであれば紙やすりではなく、平たい意平面のやすりを使っても大丈夫です。曲面や細い部分などがある場合には、紙やすりを使いましょう。紙やすりは曲面に沿って曲がり、折りたたんで使用することもできるので細かい部分までかけることができます。
下地作りには、最初に200番程度の粗い目の紙やすりを軽くかけて、表面全体にざっと傷をつけます。その後400番程度の目の細かい紙やすりを念入りにかけて、表面全体を滑らかに仕上げます。表面の色が白っぽく滑らかになるまでかけます。
紙やすりのかけ残しがあるとその部分だけうまく塗装できないので、塗装したい面全体にしっかりと紙やすりをかけましょう。特に細かい部分がある場合は、紙やすりを折りたたんだり、丸めて棒状にしたり、割り箸や爪楊枝に紙やすりを巻きつけるなどしてかけてみて下さい。
プラスチックの塗装のための下地をよりキレイな仕上がりにするコツ
プラスチックにやすりをかけて下地作りが完了したら、いよいよ塗装です。
そのまま塗装してもよいのですが、その前に下地剤を塗っておくと、塗装する際の色むらをおさえてより美しい仕上がりになります。
下地剤にはスプレーするタイプのものと、塗るタイプのものがあります。
それぞれの使い方や特徴をご紹介します。
- 【スプレータイプの下地剤】
塗装したい面積が広いときに便利です。スプレータイプの下地剤は簡単にむらなく塗ることができます。むらなくかける方法は、最初に塗装したい部分全体にさっとスプレーします。数分間おいてから、更に全体にしっかりとかけます。 - 【塗るタイプの下地剤】
塗るタイプの下地剤は、スプレーとは逆に、ハケで塗った塗り跡を生かしたり、でこぼこさせたり、厚みをだしたりしたい場合に便利です。
プラスチックに塗装するときは工夫のひと手間がポイント
さあ、いよいよ塗装です。
- まず、かんじんな塗料の用意です。
様々な種類の塗料が販売されています。塗料の成分表示や用途などの説明をよく読んで、塗りたいプラスチック製品に適した塗料を選びましょう。 - 次に、塗装したいプラスチックの物体に、塗装したくない部分がある場合はマスキングテープでカバーします。特に、塗りたくない部分が塗装面に接していたり近い場合は、丁寧にマスキングテープで覆いましょう。
- 塗装をする際は、細かい部分を先に塗っていくと塗り残しを防ぐことができます。見えずらいかげの部分などから塗っていくと良いでしょう。
広い面はハケ、細かい部分がある場合は、細い筆を使用するときれいに塗ることができます。
塗装が完了したら、塗装がはがれないように保護剤を塗ることをおすすめします。
プラスチックに塗装をするときはしっかりと下地の処理を行いましょう
つるつるして塗料の定着しづらいプラスチックも、やすりで下地を作ると塗装できることがわかりましたね。しかし、それでも塗装が剥がれてしまうことがあります。
すこしでも塗装がはがれづらくなるように、塗装をした後には、保護剤を塗ることをおすすめします。
特に、屋外で使用する場合や、頻繁に触ったりする場合は、せっかくの塗装が剥がれないように保護剤をしようしましょう。
広範囲にさっとぬれるのはスプレータイプですが、細かく入り組んだ部分がある場合は、筆で丁寧に塗りましょう。