木にネジを埋め込みたい時、直接ネジを埋め込んで固定することも出来ますが、大きな家具などは取り外しが可能になると、組み立て式の家具になり持ち運びに便利ですよね。
そこで組立家具のポイントとなる鬼目ナットについてご紹介をいたします。
鬼目ナットは打ち込みタイプやねじ込みタイプ、またツバ付きタイプなど、いくつかのタイプが存在します。自作する家具に合わせてお選びください。
また取り付け方や、取り付ける際のポイントについても、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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木にネジを埋め込みできる金具は?鬼目ナットについて
家具の取り付けに使うネジは、普通のネジだと家具に埋め込み、取り外せないものが多いです。
ですが、鬼目ナットを使うと取り外しができるようになり、一度作って使わなくなってもバラバラにしてまた使うときまで保管しておくことが可能です。
あまり馴染みのない鬼目ナット、どんなものなのでしょうか。
鬼目ナットとは、木材にネジ穴自体を埋め込むものです。
ネジ穴を埋め込むとで、ネジを木材に直接埋め込まなくて済み、木材を最小限の穴で済ますことができます、
木に直接ネジを埋め込んでしまうと、取り外したときに穴が空いてしまっているのでもう次にネジを入れることができなっくなります。
鬼目ナットは、木材の他にもプラスチックなどにも使用可能です。
ネジを入れてしまうと割れてしまうものでも、割れずに使用できるので是非使用してみてください。
木にネジが埋め込み可能になる鬼目ナット!打ち込みタイプの取り付け方
鬼目ナットには2種類あり、打ち込みタイプと捻じ込みタイプがあります。
更に、この2種類のタイプには、ツバ付きとツバなしに分かれます。
ツバとは、上の傘上になっている部分のことでツバが付いていることによって深くまで入っていかないようになっています。また、ツバが付いていない場合はどこまでも深くまで入っていってしまいますので、どこの部分に鬼目ナットを埋め込みたいかで使う種類が違ってきます。
また、打ち込みタイプの鬼目ナットは文字通り、打ち込んで入れていくタイプになります。
初めにドリルなどで穴を空けてその部分に鬼目ナットを打ち込んでいきます。鬼目ナットより少し大きめの穴の方が入れやすいです。さらに、ツバ付きを使用する場合はツバの周りを少し彫っておくと打ち込んだ時に板に平面に入るので出っ張りがなくて連結するときに浮かないでピッタリと付けることができますので、出っ張りが気になる場合は事前に少し掘り下げておきましょう。
木にネジが埋め込み出来る、ねじ込みタイプの鬼目ナットの取り付け方
次に捻じ込みタイプですが、六角レンチ型の穴になっていますので、捻じ込むときは六角レンチで捻じりながら入れていきます。レンチは通常は時計回りに捻じ込んでいきますので回す時は気を付けながら回していきましょう。
また、鬼目ナットを取り付ける時だけ六角レンチを使用します。
ハンガーボルトは埋め込み式でも、打ち込み式でも同じボルトになりますので選ぶ必要はありません。
ただし、ねじ込みタイプのものは、ねじ込みながら固定していくものなので最初の下穴を少し細めに空けておく必要があります。最初から穴がガバガバになっていると捻じ込んでも緩くなっていると固定が難しいので、その点注意しながら作業してください。
木にネジの埋め込みが可能な鬼目ナットの取り付けポイント
鬼目ナットは穴の深さを間違えると綺麗に設置できなくなります。
適当に空けた穴では設計が狂ってしまうので注意が必要なのです。きちんと長さを測って穴を空けるようにしましょう。
詳しくはネットなどで確認してみて下さい。
ポイントはワッシャーを考慮することです。このワッシャーの厚みを考えずに穴を空けるとキッチリと収まらずに鬼目ナットが飛び出してしまい木と木がくっついている自然な感じになりませんし、強度も良くありません。
そうならない為に絶対にしておきたいのが、中心を合わせておくことです。
受け側と入れる側の中心をズレないように測り、穴を空ける時も適当にしないことが成功させるコツになります。
取り付けた鬼目ナットの外し方について
鬼目ナットは取り外すこともできます。ですが、取り付けたナットはそのまま取れるわけではなく、大抵は壊れて取れることが多いです。
本当に取った方が良いか判断してから取り外すようにしましょう。
では、取り外し方の紹介です。
まず、ボルトを丁寧に外し、六角レンチで反時計回りに回していきます。上に浮いてくるまで回し続けてください。
浮いてきてもまだネジが入っている場合がありますので一度引っ張って取れないようなら更に回して最後まで外してください。
また、鬼目ナットを再利用したいときは壊れないようにゆっくりした力で回しながら取る事が大事です。
また、穴の開いた木材などは使い道が少なく、鬼目ナットを優先する場合は、木を壊してしまった方が良い場合もあります。