階段に手すりのない住宅も多いと思いますが、これから高齢になることを考えると、やはり手すりのある階段が理想です。
もちろん、高齢の方だけではありません。どの年代であっても手すりがある方が安全であることは言うまでもありません。
そこで、自分で行う階段の手すりの取り付け方や、階段以外にも手すりが必要な場所をご紹介します。
段差などはよろけて転倒しやすい場所です。家の中の段差を、もう一度確認してみましょう。
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階段の手すりの取り付け方、住宅用の手すりセットが便利
手すりはバラバラにするといくつものパーツに分かれます。
それぞれのパーツには取り付ける順番というのもあるため、適当にあれとこれをクッツケてできたということにはなりません。
工具も必要なので、工程も合わせて簡単に紹介します。
階段の手すりはセットを購入すると便利
手すり棒が足りない場合は、必要な長さを正確に測って出しましょう。
棒にもサイズがあるので、購入するときに長さがバラバラのものを組み合わせる場合もあります。
それに合わせてジョイントも必要になるはずなので、どの形のものが必要化めもをして買い足しましょう。
手すりは間柱に固定する
手すりをつけるときは、必ず壁の裏にある間柱のあるところにビスを打ち込まなければいけません。
そうしないと手すりがしっかり固定できず、手を置いて少し体重をかけるだけでも手すりが抜けてしまいます。
寒中の探し方には、専門的な工具は必要ありません。
強力なマグネットがひとつあれば簡単にできます。
まずは壁をコンコンと手で軽く叩いて、音に変化のある場所を探します。間柱のないところだと柔らかく、間柱のあるところの音は硬いです。
硬いところを見つけたら、強力マグネットを壁に当ててくっつく場所を探しましょう。
間柱にはビスが打ち込まれているので、必ずマグネットが反応する場所があるはずです。
壁にマグネットがくっつくところが見つかれば、そこには間柱があることはほぼ間違いあありません。
マグネットは手すりを付ける間ずっと付けておくと目印になるので分かりやすくなります。
マグネットの付いた場所から垂直のところに手すりを固定しましょう。
階段の手すりの取り付け方、ブラケットの固定方法
間柱の場所を特定できたら、実際に取り付ける作業に入ります。まずはベースとなる部分から付けていきましょう。
ブラケットを付ける
まずはブラケットという、手すりの受け金具を各間柱にビスで固定します。
壁に貫通させるのでパワーが必要となり、手でやるのはとても大変です。
14v以上のインパクトドライバーで作業しましょう。パワーの小さいドライバーだと、壁に貫通できなかったり、作業ごとに充電しないとパワーが続かないことがあります。
手すり棒をカットする
ブラケットが必要な文だけ固定できたら、次にブラケットごとに長さを測って手すり棒をのこ切りでカットします。
切った部分はかくれるので、切った部分がきれいでなくても、少し斜めでも構いません。
階段がカーブになっている家なら、5~7本くらいに棒が分かれるのでカットも多くなって少し手間ですが、そんなに切りにくいものではないので大変ではありません。
階段の手すりのジョイントへの取り付け方
階段の手すり棒の長さが足りない部分などは、ジョイントと呼ばれるパーツで固定します。
まっすぐに棒を接続させるジョイントもあれば、角度を変えられる自在ジョイントというものもあります。
手すりセットに複数入っているはずなので、足りない分だけ買い足しましょう。
必要な長さを出した手すり棒をそれぞれブラケットに通してビスで固定し、最後に両端をセイフティエンドで隠して作業終了です。
ブラケットとブラケットの間などは、嵌めて固定するのが力のいる作業になります。とんかちで打ったりしてブラケットに通す方法もありますが、怪我をしないように気をつけましょう。
細かい費用は必要なパーツ数によって違いますが、自分で手すりを付けた場合の費用は約25,000円~35,000円ほどです。
業者に頼むと約倍の料金がかかるので、とてもリーズナブルに済ませられます。
インパクトドライバーがなければ購入する必要がありますが、大体5,000~15,000円ほどで購入できるので、それを合わせても業者より安く済みます。
階段の手すりは降りる時に利き手側に付けるのがおすすめ
階段で手すりが必要なのは、実は上るときよりも下りるときの方です。
人がとっさのときに前に出る手は利き手です。
そのため、取り付けにくいなどの問題がない限り、お店などでは一般的に右側には必ず手すりがついています。
家庭に手すりをつける場合も、家族の利き手に合わせて右と左のどちらに手すりを付けるのかを考えましょう。
右利きも左利きもどちらもいる場合は、あまり場所の取らないスリムなものを左右両方にに付けるのが理想的です。
また、階段の手すりは事故防止だけでなく、家の中をきれいに保てるという役割もあります。
手すりがないとどうしても壁に手をおいて階段の上り下りをするので、手垢がついて壁が黒く汚れてきます。
掃除の手間も増えるので、手すりはあった方が良いと言えます。
階段以外にも手すりを付けたいスペース
高齢者や小さい子供のいる家庭だと、階段以外にも手すりがあると便利な場所があります。場所ごとに説明します。
立ち上がる動作のあるトイレ
トイレは便座のそばに手すりがあると、座った状態から立ち上がる負担が減って楽になります。
高齢者だけでなく、脚を怪我をしてたり小さい子供が便座から降りるときなどにもとても役に立つので、階段の次に取り付けるなら使用頻度が一番高いのはトイレになります。
トイレ用の手すりは、L字になっている専用のものが売られています。自分であれこれ組み合わせるより簡単なので、活用しましょう。
浴室はバスタブにもつける
浴室は濡れるので滑りやすく、危険性の高い場所でもあります。
入り口から洗い場まで手すりを付けるだけでなく、浴槽に入るときに手を置けるようなアーチ型の手すりがあると、足元に不安んある人でもお風呂に入りやすくなります。
浴室に使うなら耐水性の高い手すりが必要です。
玄関に階段があるならそこにも手すりを付ける
玄関の外に階段のあるご家庭は、手すりをつけることをおすすめします。
数段だから必要ない人もいるのですが、小さな子どもは手すりがないと階段の上り下りは難しく、また、天候に足元が左右されやすいので雨の日や雪の日などはあると安心です。
さらに、家の外の手すりは家族だけが使うとも限りません。
地面状況の悪いときに新聞や郵便の配達員さんがとっさに掴むこともあります。